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KNOWLEDGE / 02-03

会社の支払いは「月末まとめて銀行振込」を基本にする

会社の支払いには、銀行振込、法人カード、従業員による立替・経費精算など、さまざまな方法があります。

どの方法にもそれぞれ便利な点がありますが、支払業務を効率的に管理するためには、まず「基本となる支払方法」を決めることが重要です。

取引先から請求書を受け取って支払う通常の取引については、銀行振込を基本とし、さらに支払日を決めてまとめて振り込む仕組みにすると、支払業務をシンプルにできます。

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まずは銀行振込を基本にする

会社の支払いを考えるときは、すべての決済方法を同列に使うのではなく、まず基本となる方法を決めます。

取引先から請求書を受け取り、決められた期日までに支払う通常の取引については、銀行振込を基本にすると管理しやすくなります。

銀行振込であれば、

請求書を受け取る
→ 内容を確認する
→ 支払予定を確定する
→ 承認する
→ 振り込む

という一定の流れを作ることができます。

支払方法そのものをルール化することで、「今回はどうやって支払うのか」という判断を毎回行う必要もなくなります。

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振込は「その都度」ではなく「まとめて」

銀行振込を基本にするといっても、請求書が届くたびに振り込んでいては、支払業務はなかなか効率化できません。

そこで、支払サイクルを例えば「末締め翌月末払い」などに固定し、

「毎月○日までに提出された請求書を、月末にまとめて支払う」

というルールを作ります。

月末にまとめて処理すれば、担当者が振込データを作る作業も、経営者などが内容を確認・承認する作業も、一定のタイミングに集約できます。

支払のたびに通常業務を中断する必要がなくなり、毎月同じスケジュールで処理できるようになります。

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請求書の提出先を一か所に集約する

支払日だけを決めても、請求書がさまざまな場所に散らばっていては効率化できません。

実際には、

  • メールに添付されたPDF
  • 郵送されてきた紙
  • 各種サービスからダウンロードする請求書

など、さまざまな形で請求書が届きます。

これらを担当者個人のメールボックスや机の上で管理するのではなく、クラウド上の一か所へ集約します。

そして、

「ここに保存されている請求書だけを支払対象とする」

というルールを決めます。

支払対象となる情報を一元化することで、二重払いや支払漏れを防ぎやすくなります。

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都度振込は「例外」にする

もちろん、すべての支払いを月末にまとめられるわけではありません。

例えば、振込確認後に商品が発送される場合など、すぐに支払わなければならない取引もあります。

こうした支払いについては、イレギュラーな都度振込として対応します。

ただし、重要なのは都度振込を当たり前にしないことです。

都度振込が増えれば、そのたびに担当者が振込データを作り、承認者が確認しなければなりません。

可能なものは月末などの定期的な支払いへ集約し、都度振込は緊急性のあるものに限定します。

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銀行振込に向かない支払いは別の手段へ

一方、銀行振込だけですべての支払いを処理する必要もありません。

オンラインサービスの利用料など、法人カードの方が効率的な支払いもあります。また、従業員が外出先で急に支払わなければならないなど、立替払いが避けられないケースもあります。

重要なのは、それぞれを場当たり的に使うのではなく、

銀行振込を基本とし、銀行振込に向かない支払いを法人カードや経費精算で補完する

という位置づけを明確にしておくことです。

法人カードと経費精算を具体的にどう使い分けるかについては、次の記事で整理します。

TAX ACCOUNTANT'S ADVICE

税理士からのアドバイス

01

支払業務は「毎月決まった日にしか動かない」状態を目指す

支払業務を効率化するうえで効果が大きいのは、振込操作そのものを速くすることではなく、支払業務が発生するタイミングを減らすことです。

請求書が届くたびに経理担当者が対応し、その都度経営者へ承認を求めていては、一件あたりの作業時間が短くても、会社全体では多くの時間を使います。

「毎月○日までに請求書を集める」
「○日に振込データを作る」
「○日に承認する」
「月末にまとめて支払う」

というようにスケジュールを固定すれば、支払業務を日常業務から切り離しやすくなります。

支払いの回数を減らすのではなく、「支払業務をする回数」を減らす。

この考え方が、少人数の会社でバックオフィスを効率よく運営するうえで重要です。

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